「電話の会社」だと思うと、
半分も見えない。
Appleとは何者か。
Apple(ティッカー AAPL
- 01AppleはiPhone×サービスのエコシステム
で世界を囲い込む巨人。オルカンの 組入2位(約4.3%) =あなたの投信で2番目に大きい中身です(1位はNVIDIA)。 - 02
FY2026 Q3(2026年6月27日締め)は売上 1,094億ドル(+16%) ・純利益298億ドル・2.02ドル(うち関税還付の押し上げ0.11ドルを含む)。iPhone・Mac・サービスが全地域で2桁成長した、過去最高の6月四半期でした。 - 03
直近四半期は加速しましたが、FY2025通期の伸びは年6%と地味。見るのは 利益率と巨額の自社株買い 。NVIDIAと逆で PERはむしろ切り上がり 、「割安でなく質に払う」株。 高PERと成長の持続力がリスク 。
パソコン屋が、
“生活の入口”になった。
Appleは、もともとパソコン(Mac)
創業
Macintosh
iPod / iTunes
iPhone登場
スマートフォン
App Store/サービス
交代を発表
ティム・クック
時価総額 世界最大級
FY26 Q3決算
半分はiPhone、伸びはサービス。
iPhone(主力ハード)
サービス(成長エンジン)
Mac・iPad
ウェアラブル・周辺
どこで稼ぎ、どこが伸びているか。
製品カテゴリ別売上の構成
3つの役割で読み解く
主力
成長エンジン
土台・新領域
iPhone依存の強さと、もろさ
だからAppleは、
FY26 Q3は増収増益、粗利益率は関税還付で押し上げ。
売上高の推移と来期予想
iPhone・Mac・サービスが、そろって2桁成長
伸びの一部は「関税還付」という一時要因
会社の見通しは、ゆるやかな増収。
ガイダンスを読む3つの注記
③
株価が上がるほど、PERも上がってきた。
株価の推移(2026年・ドル)
成長レンズの指標 ― 割安さより「質」を見る
「高PER」は、むしろ切り上がってきた
「低成長×高PER」=質で評価される株。
成長レンズで比較
オルカン上位を実数で並べる(概算)
| AppleAAPL | ||||
| NVIDIANVDA | ||||
| MicrosoftMSFT |
評価は「買い」優勢。ただし見方は割れる。
投資判断(レーティング)の内訳
目標株価(1年後・ドル)
あなたのオルカン・S&P500の、2番目に大きい中身。
パッシブインデックス投信での採用
全世界株式(オルカン) 組入比率 約4.3%で2位(2026年5月末時点)。世界の株の中でも特に多く持たれている。 - S&P500
米国500社の指数でも上位の構成。米国株インデックスの主役の一つ。 - ナスダック100
ハイテク中心の指数では中核的存在。
アクティブ質を狙う投信の定番
米国大型株ファンド 高利益率・強い堀の代表として、ほぼ必ず上位に組み入れられる。 テクノロジー関連ファンド メガテックの中核として定番の保有銘柄。 配当成長・クオリティ系 連続増配と巨額の自社株買いから、“質”を狙う投信でも好まれる。
「世界最強のエコシステム」か、「成長が止まった巨人」か。
強気派の見方
- +
エコシステムの堀 で顧客が離れない。世界で20億台を超えるApple製品が使われている。 - +
サービスが高採算で二桁成長 。粗利益率は過去最高。利益の“質”が群を抜く。 - +
桁外れのFCFと 巨額の自社株買い で、株数を減らしEPSを底上げし続ける。 - ±
成長は地味でも、 安定とブランドで“ディフェンシブな質” として保有される。
慎重派の見方
- -
売上の 約半分がiPhone 。スマホ市場は成熟し、ハードの伸びは頭打ち気味。 - -
予想PER約30倍は低成長(約6%)に対して割高 との声。期待が剥がれると下げも。 - -
独禁・規制リスク 。App Store手数料やGoogleからの検索料が訴訟・規制の的。 - ±
生成AI( Apple Intelligence)で出遅れ感。挽回できるかは未知数。
なぜ、ユーザーはAppleから離れないのか。
堀の強み 崩れにくい囲い込み
乗り換えコスト :機器・データ・習慣がApple中心に積み上がり、離れにくい。 - ブランド
:高価格でも売れる、強いブランドと体験。 一体提供 :ハード+OS+サービスを自社で囲い込む。 高い利益率 :堀があるから価格決定力が強く、粗利益率は過去最高。
堀への挑戦 それでも狙われている
規制 :App Store手数料・自社決済の囲い込みに、各国当局が圧力。 検索料 :Googleからの巨額の検索デフォルト料が独禁訴訟の的に。 成長鈍化 :スマホ市場は成熟し、買い替えが伸びにくい。 AI競争 :生成AIで主導権を握れるかは、まだ未知数。
各社には“堀”がある
サービス・AI・規制・中国。
サービス化・AI
規制・独禁
Googleからの
中国・サプライチェーン
為替・金利
マクロ 「ハードの会社」から「サービスとAIの会社」へ。
FY26 Q3売上1,094億ドル・ +16% - サービスが
約28% で二桁成長 時価総額 約4.57兆ドルで世界最大級
サービス比率を さらに引き上げる - Apple Intelligence
でAI体験を端末に統合 ウェアラブル・決済・サブスクの拡大
空間コンピューティング (Vision)の本格化 ヘルスケア・自動化など新しい柱づくり “生活のプラットフォーム”として定着を狙う
堀が保てれば プラットフォーム王者 であり続ける 規制・AI競争・スマホ離れで 優位が揺らぐ シナリオも新領域が当たるかどうかで姿が大きく変わる
ドル建ての株。だから「為替」も効く。
為替(ドル円)の効き方
①
株主還元は「自社株買い」中心
巨人ゆえに、見ておくべき4つのリスク。
高バリュエーション(高PER)リスク
成長鈍化・iPhone依存
規制・独禁
中国・地政学・為替
経営体制の移行(CEO交代)
Appleは
このページの要点。
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