「Windowsの会社」だけでは、
もう語れない。
Microsoftとは何者か。
Microsoft(ティッカー MSFT
- 01Microsoftは
クラウド(Azure)と法人ソフト(Office/Teams) で稼ぐソフトの巨人。オルカンの 組入3位(約2.9%) =あなたの投信でも上位の中身です。 - 02
FY2026(2026年6月期)は売上 3,318億ドル(+18%) ・純利益1,337億ドル(+31%)・営業利益率 約47% 。ナデラは「Azureの売上が初めて1,000億ドルを超えた 」と発言。直近のQ4(4-6月期)はAzureが +43% とさらに加速しました。 - 03
配当は 連続増配(利回り約0.7%) +大規模な。 クラウドと法人の囲い込み という堀は強いが、 AI投資の先行負担 で2026年は株価が大きく調整=そこが目下のリスクです。
Windowsの会社が、
クラウドとAIの会社になった。
Microsoftは、もともと
創業
Office登場
Word・Excel・PowerPointのOffice
Windows 95
ナデラCEO・クラウド転換
サブスク化
AI(OpenAI)連携
時価総額 世界トップ級
FY2026通期決算
クラウド・法人ソフト・個人向けの三本柱。
クラウド(Intelligent Cloud/Azure)
法人ソフト(Productivity/Office・Teams)
Word・Excel・TeamsをまとめたMicrosoft 365
個人向け(More Personal Computing/Windows・Xbox)
Copilot(横断するAI)
どこで稼ぎ、どこが伸びているか。
部門別売上の構成
3つの役割で読み解く
成長エンジン
屋台骨
土台
「伸びるクラウド」と「重い投資」
FY26通期は売上+18%、純利益は+31%まで加速。
売上高の推移と来期予想
「巨大なのに、まだ伸びる」
利益は出ても、現金は重い
FY26実績は予想(約3,300億ドル)とほぼ一致。Azureはさらに加速。
決算を読む3つの注記
②
③
株価は2026年に下落、PERはむしろ低下。
株価の推移(2026年・ドル)
成長レンズの指標 ― 割安さより「質」を見る
「高PER」は、むしろ落ち着いた
「高採算×手堅い成長」グループの代表。
成長レンズで比較
オルカン上位を実数で並べる(概算)
| NVIDIANVDA | ||||
| AppleAAPL | ||||
| MicrosoftMSFT |
評価は「強い買い」優勢。目標株価は上。
投資判断(レーティング)の内訳
目標株価(1年後・ドル)
あなたのオルカン・S&P500の、上位の中身。
パッシブインデックス投信での採用
全世界株式(オルカン) 組入比率 約2.9%で上位(2026年5月末時点)。世界中の株から、多く持たれている1社。 - S&P500
米国500社の指数では比率が高く、上位3社の常連。米国株インデックスの主役の一つ。 - ナスダック100
ハイテク中心の指数では中核的存在。 ダウ工業株30種(DJIA) 1999年から構成銘柄。米国を代表する30社の一角として長く選ばれ続けている。
アクティブ成長株ファンドの定番
米国成長株ファンド 高成長・高利益率の代表として定番の保有銘柄。 AI・クラウド関連ファンド AzureとCopilotの本命として、ほぼ必ず上位に組み入れられる。 高配当・連続増配ファンド 連続増配の優良株として、配当系の投信にも採用される。
「盤石の優良株」か、「投資が重すぎ」か。
強気派の見方
- +
クラウドと法人の二重の堀 。Office・Windows・Azureから企業は抜けにくく、安定して稼げる。 - +
売上+15%・営業利益率約46% 。巨大なのに高成長・高採算という、稀有な質の高さ。 - +
AIのCopilotが全製品に載り、 サブスク単価の引き上げ 余地が大きい。 - ±
株価下落でPERは約20倍まで低下。 むしろ買い場 という評価も。連続増配+自社株買いも安心材料。
慎重派の見方
- -
AI設備投資が年約646億ドル(+45%) 。利益に見合うか不透明で、FCF(手元現金)が伸び悩む。 - -
AIの収益化が遅れれば、 巨額投資が重荷 に。2026年の株価下落はその警戒の表れ。 - -
OpenAIとの関係が変化 。独占的だった提携が緩み、AI戦略の前提が揺らぐ可能性。 - ±
独占・反トラスト規制 の視線。クラウドや抱き合わせ販売に各国当局が注目。
なぜ、企業はMicrosoftから離れられないのか。
堀の強み 崩れにくい囲い込み
乗り換えコスト :Office・Windows・Azureに業務が深く根を張り、移行が難しい。 くり返し収益 :月額サブスクで安定。一度入れた企業から毎月積み上がる。 一体提供 :OS+ソフト+クラウド+AIを“まとめ売り”し、単価を上げやすい。 OpenAI連携 :AzureがOpenAIの基盤。最先端AIを自社製品に取り込める。
堀への挑戦 それでも揺らぐ要素
AI投資の重さ :堀の維持に巨額の設備投資が必要で、現金が出ていく。 競合 :クラウドはAmazon(AWS)・Google、AIはGoogle等が激しく競う。 OpenAI関係の変化 :提携の独占性が緩み、前提が揺らぐ可能性。 規制 :独占的地位は各国の競争・反トラスト当局の視線を集めやすい。
各社には“堀”がある
クラウド需要・AI投資・電力・規制。
クラウド・AI需要
AI設備投資
電力・インフラ
ボトルネック 規制・地政学
「クラウド」から「AIの土台」へ。
FY26通期売上3,318億ドル・ +18% - Q4のAzureが
+43% で牽引 時価総額 約3.71兆ドルで世界トップ級
- CopilotをOffice・Windows・Azure
全体に浸透 AIでサブスク単価を引き上げ クラウドのシェア拡大を継続
企業のAI基盤として 標準の地位 を狙う 投資した設備が利益として回収される段階へ “仕事の土台”としての囲い込みを維持
堀を保てれば 企業ITの中核 であり続ける AI競争・規制で 優位が揺らぐ シナリオも巨額投資が報われるかで業績が大きく分かれる
ドル建ての株。だから「為替」も効く。
為替(ドル円)の効き方
①
還元は「連続増配+自社株買い」
優良株ゆえに、見ておくべき4つのリスク。
AI設備投資の先行負担
高バリュエーション(だった)リスク
OpenAI依存と関係の変化
競争・規制・地政学
Microsoftは
このページの要点。
リスク: