二輪で世界一。
でも四輪は、上場来初の赤字。
ホンダとは何者か。
- 01ホンダは
二輪(オートバイ)で世界一 。年約2,200万台を売る二輪が利益の柱で、四輪・金融・パワープロダクツも持つ"バイクも作る自動車メーカー"です。 - 02
26.3期は EV関連で約1.5兆円の損失 を一括計上して四輪が赤字転落。 上場来初の営業赤字(△4,143億円)・最終赤字(△4,239億円) に。ただし二輪は過去最高益(7,319億円) で、損失は一過性です。 - 03それでも
株価はPBR約0.5倍と大きく1倍割れ 、利回り約4.8%+大型で還元は厚い。「二輪世界一なのに、四輪のEV損失で安く沈む割安・高配当株」と覚えればOK。
町工場から生まれた、
「世界一のバイク屋さん」。
本田技研工業 設立
アメリカ進出
四輪(クルマ)へ参入
アキュラで高級車市場へ
IFRS適用・航空機へ
株式分割・日産統合の破談・赤字
主役は四輪。でも、利益を稼ぐのは二輪。
二輪事業(世界一)
四輪事業(クルマ)
金融サービス事業
パワープロダクツ・その他
どこで稼ぎ、どこが沈んだか。
セグメント別の営業利益
3つの役割で読み解く
利益の柱
安定
ディフェンシブ再建中
シクリカル二輪は強い。でも、四輪をどう立て直すか
上場来初の赤字。
でも、中身は「EVの損切り」。
営業利益の推移と来期予想
二輪が過去最高益、本業は黒字
四輪がEV損失で△1.4兆円の赤字
会社予想は、黒字回復。
予想を読むうえでの3つの注記
②
③ それでも
1株1,400円台。決算の赤字で沈み、
その後は反発。
株価の推移(2026年)
この株は割安?割高? — 主要指標をやさしく
世界一のバイク屋が、PBR0.5倍
ホンダのPBRはおおむね
自動車株はそろって割安。
その中でも、ホンダはとくに安い。
指標くらべ(自社/同業/市場)
自動車大手を並べる(概算・市場データ)
| PBR | ||||
|---|---|---|---|---|
| ホンダ7267 | ||||
| トヨタ7203 | ||||
| — |
ホンダは
評価は「中立」がやや優勢。
投資判断(レーティング)の内訳
目標株価(1年後予想)
日本株の投信なら、ほぼ必ず入る。
パッシブインデックス投信・
日経平均株価(225) 主要構成銘柄。日経225連動のETF・投信が保有します。 TOPIX(東証株価指数) 時価総額が大きいため上位構成。TOPIX連動型の定番。 JPX日経インデックス400 ROE・ガバナンス等で選ぶ“質”の指数にも採用(赤字の年は採用基準に注意)。
アクティブ割安・高配当向けファンド
バリュー(割安)株ファンド PBR約0.5倍・低い純資産倍率の大型株として、割安株ファンドの王道的な組入候補。 高配当株ファンド 利回り約4.8%・大型で、日本の高配当株ファンドに採用されやすい。 向け・国民的銘柄 1株約1,450円で買いやすく、知名度も高いため新NISAの個人マネーの受け皿に。
国内では「身近な技術の会社」。
海外は「割安だが四輪が不安」。
国内の個人投資家
- +
二輪世界一・F1やHondaJetなど技術への憧れ 。株式分割で1株約1,450円と買いやすく、個人に人気。 - +
利回り約4.8%の高配当と大型自社株買い 。赤字でも配当を維持した姿勢が安心感に。 - ±
値動きは自動車株らしく為替・関税で振れる。 割安だが、四輪次第で上がりにくい という声も。 - -
上場来初の赤字に「世界一なのに大丈夫?」という不安。四輪のEV出遅れが個人にも意識されています。
海外の機関投資家
- +
PBR0.5倍の割安さと高い総還元 。大型のバリュー+高配当株として組入れ対象に。 - +
二輪の世界的な強さと安定収益 。景気・関税に振られにくい独自の柱を評価。 - -
四輪のEV出遅れと採算の弱さ を警戒。中国勢・テスラとのEV競争で見劣りする懸念。 - ±
外国人比率は約3割 。日産との統合破談で“単独路線”となり、四輪の規模不足をどう補うかに注目。
株主の内訳(2026年3月末・所有者別の概算)
財務と効率の素顔
ROE(自己資本利益率) 約△3.5%(赤字) 二輪事業の 約18% 自己資本比率 約35.3% 当期損益(親会社帰属) △約4,239億円 売上収益 21.8兆円
ROEは
なぜ「二輪で世界一」が、効くのか。
ホンダは
強み “二輪世界一・高還元”の土台
二輪で世界一 :年約2,200万台。新興国に強く、景気や関税に振られにくい安定した利益の柱。 エンジン技術 :バイク・クルマ・発電機・船外機・航空機まで、動力の総合力。 厚い還元 :利回り約4.8%+年1兆円規模の自社株買い。総還元性向は100%を超える年も。 割安 :PBR約0.5倍と解散価値を大きく下回り、自動車株でもとくに安い。
留意点 “四輪が弱い”という宿題
四輪の採算 :EV損失で上場来初の赤字。本来の主役の収益力が弱い。 EVの出遅れ :戦略を一度損切り。中国勢・テスラに対し電動化で見劣り。 米関税・為替依存 :北米偏重の四輪は通商政策と円相場に利益を左右される。 単独路線 :日産との統合は破談。四輪の規模不足を自力で補う必要がある。
各社には“顔”がある
関税・電動化・為替・新興国。
大きな波は、ホンダにどう効くか。
関税・通商政策
電動化・脱炭素
為替(円相場)
新興国・二輪需要
「バイクとクルマ」から「モビリティ」へ。
二輪は 営業利益7,319億円で過去最高 四輪はEV損失で 上場来初の赤字 株価は PBR約0.5倍 の割安圏
HV回帰 で四輪の採算を立て直す 北米の現地生産 で関税をかわす 二輪の世界一を守りつつ電動化も進める
次世代 EVと水素 を本格展開 ソフト・知能化で“動くデバイス”へ 二輪・四輪・パワーユニットの総合力で稼ぐ
二輪世界一を軸に モビリティ企業 へ進化 四輪はEV競争・規模次第で 序列が変わるリスク リスク:電動化で出遅れ、“二輪は強いが四輪が細る”懸念
赤字でも、配当維持+大型自社株買い。
割安・高配当でも、見ておくべき4つの論点。
四輪の採算とEV戦略
米関税・通商政策
為替への依存
規模不足と単独路線
ホンダは