日本の石油・ガスを
世界で掘る会社。
INPEXとは何者か。
- 01INPEXは
日本最大の石油・天然ガス開発会社 。利益の大半は豪州のイクシスLNGで、 政府が「黄金株」を持つ国内上場会社では唯一の会社 です。 - 02
25.12期は当期利益 3,938億円 。原油安で減益でも、 自己資本比率61%と財務は別格に頑丈 。業績は原油価格と為替で大きく振れます。 - 03
(減配しない) で配当は100→108円へ。約0.8倍・利回り約3.2%の 割安な高配当株 と覚えればOK。
石油とガスを「自分で掘って売る」、
日本で最大の資源開発会社。
海外で石油開発をスタート
政府が黄金株を承継
国際石油開発と帝国石油が統合
豪州イクシスLNGが始動
商号を「INPEX」へ
脱炭素への転換も同時に
地下の資源を「見つけて・掘って・売る」。
主役は豪州のLNGです。
探鉱(さがす)
開発・生産(掘って取り出す)
イクシスLNG(豪州)|最大の柱
国内天然ガス
海外の油田・ガス田
アバディLNG(インドネシア)|次の柱
低炭素ソリューション
利益はイクシスに集中。
そして、原油価格の波で大きく動く。
セグメント利益の構成
※
業績を動かす「3つのレバー」
原油・ガス価格
為替(円安)
生産量・コスト
原油の波に、業績は素直に連動してきた
シェール革命で原油急落
コロナ・ショック
ウクライナ侵攻でエネルギー高騰
中位の油価で高水準を維持
原油60〜70ドル + 地政学リスクで上下に振れる
2025年12月期は減益。
でも“中身”は悪くない。
当期利益の推移と来期予想
下がった主因は「油価」。実力は落ちていない
条件をそろえれば“実質・過去最高”
会社予想は減益の3,300億円。
ただし「油価安・控えめ前提」です。
予想を読むうえでの3つの注記
株価は原油で乱高下。
いまは「割れ」近辺です。
株価の推移(2026年)
この株は割安?割高? — 主要指標をやさしく
なぜ、いつも「割安」に見えるのか
市場より「割安」、財務は「別格に頑丈」。
指標くらべ(自社/同業/市場)
読み解き① 市場よりは「割安」
PBRは
読み解き② 財務の頑丈さは「別格」
プロは「買い」寄り。個人は真っ二つ。
アナリスト判断(レーティング)
目標株価(1年後予想)
「強く買い」44% <>「強く売り」28%
知らないうちに、もう持っているかも。
パッシブインデックス投信・ETF
日経平均株価(225) 日経225連動型のETF・投信(例:NF・日経225 ETF など)が保有。 TOPIX(東証株価指数) TOPIX連動型(例:上場TOPIX、NF・TOPIX ETF など)。日本株インデックスの王道。 JPX日経インデックス400 ROE・営業利益・ガバナンス等で選ぶ“質”の指数。連動型(例:上場JPX日経400)が保有。
アクティブ運用者が選ぶファンド
高配当株ファンド 予想配当利回りが市場平均より高く、累進配当(減配しない方針)で大型・高流動性。各種「高配当株/好配当株」投信の定番候補。 バリュー(割安)株ファンド PBR1倍割れ・低PERの代表格。割安が修正される“伸びしろ”を狙う投信に組み入れられやすい。 資源・エネルギー/インフレ対応系 原油高・インフレ局面で強い「資源株」として。物価上昇への備えやポートフォリオ分散の目的で選ばれる。
なぜ、これだけ多くのファンドに選ばれるのか
国内では「国策の高配当株」。
株主の筆頭は、なんと政府です。
国内の個人投資家
- +
高配当(利回り約3%)+累進配当 で「減配しない」安心感。長期保有の高配当株として人気。 - +
QUOカードの株主優待 (400株以上)も個人に好まれる。政府が支える“国策株”という安心感も。 - -
業績が 原油価格次第で読みにくい 。減益見通しや脱炭素の逆風が出ると、まとまった売りも出やすい。 - ±
掲示板では強気と弱気が真っ二つ(前セクション参照)。 「割安」と見るか「万年割安」と見るか で評価が分かれる。
政府・海外の機関投資家
- +
政府(経済産業大臣)が筆頭株主で約24% を保有(2025年12月末)。エネルギー安全保障のため、国が安定株主として支える構図。 - +
海外機関は 割安な資源資産・高い財務健全性 を評価して一定保有。原油高・インフレ局面の分散先としての需要も。 - -
黄金株で外資の影響力は制限 。大量取得や重要事項に政府が拒否権を持つため、買収・アクティビスト的な圧力は効きにくい。 - ±
脱炭素 を重視するESG系の資金からは敬遠されることも。長期の化石燃料リスクが意識される。
株主の内訳(概算)
大株主(筆頭)
経済産業大臣(政府) 23.74% + 甲種類株式(黄金株・拒否権付) 政府保有 以下:信託口(日本マスタートラスト等)・海外機関 等 —
財務と還元の素顔
自己資本比率 約61% ROE(自己資本利益率)実績/予想 約8% / 約7% 2025年度 約55% 年間配当 100円 → 108円 自己株取得(2025年度) 約1,000億円
政府が「拒否権」を握る、
日本の上場会社では唯一の会社。
メリット国に守られる強み
エネルギー安全保障の後ろ盾 :国策会社として、長期の大型開発を国とともに進められる。 安定株主の存在 :政府が約24%を保有する筆頭株主。短期の株主圧力に振り回されにくい。 買収・乗っ取りに強い :黄金株で外資の支配を防げる。腰を据えた長期投資がしやすい。 希少性 :日本唯一の本格的な国産E&P。代わりのきかない存在として位置づけられる。
デメリット“割安”の理由にも
経営の自由度が制約 :重要事項に政府の同意(甲種類株主総会)が要る。機動的な再編がしにくい。 市場の規律が効きにくい :アクティビストや買収による“揺さぶり”が効かず、変革圧力がかかりにくい。 国策と株主利益の綱引き :エネルギー安定供給が優先され、株主還元が後回しになる場面も。 ディスカウント要因 :この“動かしにくさ”が、PBR1倍割れの一因とも言われる。
脱炭素時代でも、国が支える前提は変わらない
原油・地政学・脱炭素・円安。
大きな潮流は、INPEXにどう効くか。
原油・ガス価格
地政学(中東)
脱炭素・エネルギー転換
円安・AI電力需要
「石油・ガスで稼ぐ会社」から
「総合エネルギー会社」へ。
当期利益 3,938億円 (25.12期) - PBR
約0.8倍 ・配当利回り 約3.2% 業績は原油価格に大きく依存
総還元性向50%以上 (累進配当+自社株買い) 8,500億円の成長投資 を計画 アバディLNGのFID(投資決定)判断へ 低炭素事業の実証を順次開始
長期目標 営業キャッシュ・フロー60%拡大 水素・アンモニア・CCS・洋上風力を 「第2・第3の成長軸」 に育成 石油・ガスで稼ぎつつ脱炭素へ移行
化石燃料の需要がどこまで残るかが最大の不確実性 CCS・水素で 「脱炭素時代のエネルギー会社」 に転身できるか 国のエネルギー安全保障の中核という立場は続く可能性が高い リスク:脱炭素が急速に進めば既存資産が“座礁”する恐れ
「減配しない」累進配当+自社株買い。
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