資源も、食品も、自動車も。
日本最大の総合商社。
三菱商事 とは何者か。
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三菱商事は日本最大の総合商社。世界でモノを取引し、有望な事業に投資して育てる 「巨大な事業投資会社」 。利益は資源と非資源が 半々 です。 - 02
26.3期は当期利益 8,005億円で3期連続減益 (主因は資源価格の調整)。ただし会社予想は上回り、27.3期は 1兆1,000億円のV字回復 を計画。 - 03バフェット(バークシャー)が
約10.8%を保有 。+1兆円ので還元は手厚い。PBRは1倍割れから 1.7倍へ再評価 され、もう割安一辺倒ではありません。株価は8月上旬時点で4,868円。
「何でも売る」会社から、
「事業を持って育てる」会社へ。
三菱の源流(海運業)
現在の三菱商事が発足
「投資して育てる」モデルへ
バフェットが商社株を取得
純利益、初の1兆円超
株主還元と成長投資の両立
8つの事業グループ。資源から生活まで。
金属資源|最大の柱
天然ガス(地球環境エネルギー)
モビリティ(自動車)
S.L.C.(生活・コンシューマー)
食品産業
マテリアルソリューション(化学・素材)
社会インフラ
電力ソリューション
利益の半分は「資源」。
だから、市況で大きく揺れる。
事業グループ別の利益イメージ
3つの軸で読み解く ―「資源・非資源・投資」
資源
非資源
事業投資
最高益も減益も、主因は資源価格
資源高で過去最高益
資源調整で3期連続減益
V字回復の見通し
資源の谷を抜け、再び増益へ
2026年3月期は3期連続の減益。
でも、会社予想は上回って着地。
当期利益の推移と来期予想
減益の主因は「資源価格」
潤沢な現金と大規模還元
会社予想は、1兆1,000億円のV字回復。
予想を読むうえでの3つの注記
1年で大きく上昇。
高値圏から一服したのち、8月は持ち直し。
株価の推移(過去1年)
この株は割安?割高? — 主要指標をやさしく
「PBR1倍割れの商社」からの大変身
5大商社の最大手。
でも「割安さ」では一番ではない。
読み解き① 規模は最大、性格は「資源寄り」
読み解き② 市場より高い評価をどう見るか
専門家は「やや強気」。個人は熱狂的。
投資判断(レーティング)の傾向
目標株価(1年後予想)
日本株ファンドの「ど真ん中」。
パッシブインデックス投信・
日経平均株価(225) 日経225連動型のETF・投信(例:NF・日経225 ETF など)が保有。 TOPIX(東証株価指数) TOPIX連動型(例:上場TOPIX、NF・TOPIX ETF など)。日本株インデックスの王道。 JPX日経インデックス400 ROE・・ガバナンス等で選ぶ“質”の指数。連動型(例:上場JPX日経400)が保有。
アクティブ運用者が選ぶファンド
高配当株ファンド 利回り約2.8%・累進配当(減配しない方針)・大型で、各種「高配当株」ファンドの 組入上位の常連 。インカム狙いの中核銘柄。 バリュー(割安)株ファンド 長年PBR1倍割れだった商社株は「割安の見直し」テーマの代表格。東証の資本効率改革の追い風に乗る銘柄として組み入れられる。 株主還元・自社株買い系ファンド 大規模な自社株買いと累進配当を評価。「株主に手厚い会社」を選ぶファンドの定番候補。
なぜ、これだけ多くのファンドに選ばれるのか
個人には「バフェット銘柄」。
海外には「株主還元を評価」。
国内の個人投資家
- +
バフェットが買った銘柄 として絶大な人気。「世界一の投資家と同じ株を持てる」という安心感が個人を惹きつける。 - +
累進配当(減配しない方針)+大規模な自社株買い で、株主還元への期待が高い。知名度も抜群。 - ±
株価が1年で大きく上昇したため、 「高値づかみでは」という警戒 も。掲示板では強気が目立つ一方、慎重な声もある。 - -
事業が幅広く 中身を理解しにくい 。「バフェットが買ったから」という理由だけで保有される面も。
海外の機関投資家
- +
バークシャー・ハサウェイが議決権ベースで約10.8%を保有 する筆頭級の株主。バフェットは「今後50年間は売らない」と発言し、長期資金の象徴に。 - +
ROE目標・累進配当・大規模自社株買い といった資本効率・株主還元の改善を評価。東証の改革とも方向が一致。 - -
一方で 資源価格への依存と高くなった評価(PBR) を警戒。資源市況がピークアウトすれば売り材料になりやすい。 - ±
2025年末にバフェットがバークシャーのを退任。 後継体制での方針継続 について、会社側の公式な発表はまだなく、当ページ時点(2026年8月)でも未確認です(次セクション)。
株主の内訳(概算)
大株主(上位)
- バークシャー・ハサウェイ(NIC)
10.8% 日本マスタートラスト信託口 上位 日本カストディ銀行信託口 上位
財務と還元の素顔
ROE(実績 / 中期目標) 約8.5% / 12%以上 親会社所有者帰属持分比率 39.1% (当期 / 次期予) 52.2% / 41.6% 年間配当 110円 → 125円 自社株買い(完了) 1兆円(約8%消却)
世界一の投資家が、
日本の商社に惚れ込んだ理由。
バークシャーは
なぜ買った? 商社の魅力
割安だった :当時の商社はPBR1倍割れ・低PERの“万年割安株”。バフェット好みのバリュー投資の対象だった。 高い配当 :安定した高配当で、保有しているだけで現金収入(インカム)が得られる。 究極の分散 :1社で資源・食品・自動車・生活まで世界中に分散。コカ・コーラのように「分かりやすく強い」事業群。 低コストの資金 :低金利の円建て社債で資金を調達し、より利回りの高い商社株を買う。資金調達の妙も働いた。
過信は禁物 注意すべき点
「バフェット頼み」の需給 :買い増し報道で株価が動く一方、保有姿勢が変われば逆回転する需給リスクがある。 もう割安ではない :株価上昇でPBRは1.7倍へ。バフェットが買った頃の“割安”はもう薄れている。 資源依存は変わらない :株主が誰であれ、資源価格が下がれば利益は減る。事業の本質は変わらない。 真似の難しさ :バフェットは超低コストで長期保有できる立場。個人が同じ条件で持てるわけではない。
「割安株」から「世界が認める銘柄」へ
資源価格・為替・中国・地政学。
世界の動きが、利益に直結する。
資源価格(銅・石炭)
為替・円安
中国・新興国の需要
地政学・通商
「資源で稼ぐ会社」から「投資で稼ぐ会社」へ。
当期利益 8,005億円 (3期連続減益から) - PBR
約1.7倍 へ再評価、バフェット10.8%保有 来期は1兆円超へV字回復見通し
ROE 12%以上 を目標 利益4,000億円の積み上げ を計画(うち2,350億円のメド) 累進配当+大規模な自社株買いを継続 銅・米シェールガスなど成長投資を収益化
銅・LNG・電力など 脱炭素・電化の構造需要 を取り込めるか 資源頼みから 非資源・新エネルギーの比率上昇 カギは「どの事業に投資し、いかに育てるか」の目利き
資源市況への依存をどこまで減らせるかが課題 世界の 事業投資プラットフォーム として進化できるか 脱炭素で化石燃料の比重が下がる長期トレンドへの対応 リスク:資源安・世界経済の後退で投資事業が痛む
減配しない「累進配当」+1兆円の自社株買い。
V字回復シナリオの裏で、見ておくべき4つの論点。
資源価格の急落
為替(円高)
地政学・中国減速
ロシアのサハリン2(LNG)など