一覧() オリックス入()門() 8591 / 東()証()P
総()合()解()説()・ゼロから読()む

「リース会()社()」では、
もう説()明()できない。
オリックスとは何()者()か。

オリックス(証()券()コード 8591)は、10個()の事()業()を一()つに束()ねた多()角()化()金()融()・事()業()投()資()グループ。お金()とモノと事()業()を組()み合()わせて稼()ぎます。名()前()は聞()くけど中()身()は知()らない、そんなあなたへ。決算()の事()実()・株()価()・市()場()の評()価()を、やさしく順()番()にほどいていきます。

環()境()エネルギー
保()険()
不()動()産()
事()業()投()資()
法()人()・リース
輸()送()機()器()
銀()行()
ORIX USA
ORIX Europe
アジア・豪()州()
約()7.0兆()円()
純()利()益()(26.3期())
4,472億()円()
総()資()産()
18.0兆()円()
予()想()
約()3.0%()

数()値()の基()準()時()点():決算()=2026年()3月()期()(2026/5/11発表())/ 株()価()・指()標()=2026年()6月下()旬()時()点()。オリックス銀()行()の売()却()は2026年()8月()3日付()で完()了()、2027年()3月()期()第()1四半()期()決算()(2026年()8月()6日()発表())は§05に反()映()済()み(四半()期()純()利()益()2,808億()円()・前()年()同()期()比()+161.8%())。通()期()の会()社()予()想()(純()利()益()5,300億()円())に変()更()はありません。出所():オリックス資()料()(・決算()説()明()会()資()料()・)、東()京()証()券()取引()所()等()の開()示()、各()証()券()・金()融()情()報()サイト。

いそがしい人()へ
  • 01オリックスは「リース会()社()」ではなく、10事業()を束()ねた多()角()化()金()融()・投()資()グループ。稼()ぎ頭()を入()れ替()えながら伸()びる会()社()です。
  • 0226.3期()は純()利()益()4,472億()円()で3期()連()続()の最()高()益()。ただし一過()性()の売()却()益()(約()950億()円())が大()きく、利()益()は年()によって大()きくブレます。
  • 03予()想()配()当()利()回()り約()3.0%()、は0.7倍()→1.5倍()へ再()評()価()中()。「高()配()当()だけど一過()性()益()で振()れる投()資()型()」と覚()えればOK。
01 / そもそも何()の会()社()?

銀()行()でも、保()険()会()社()でも、リース会()社()でもある。
その全()部()を「束()ねた」会()社()。

1964年()、リース(モノを貸()して使()用()料()をもらう商()売())から出発()しました。そこから半()世()紀()、金()融()・投()資()・運()用()へと手()を広()げます。いまのオリックスは、本()業()がひとつではありません。稼()ぎ方()の違()う事()業()をいくつも抱()え、組()み替()えながら伸()びる、いわば“事()業()の投()資()ファンド”に近()い会()社()です。

ポイントは、1つの商()品()で稼()ぐ会()社()の逆()。たくさんの資()産()・契()約()・地()域()にまたがり、収()益()源()を入()れ替()えながら、全()体()で利()益()を伸()ばす。これがオリックスの基()本()構()造()です。

1964

「オリエント・リース」として創()業()

日()綿()実()業()・日商()・岩()井()産()業()(いまの双()日())の3商社()と、三和()・東()洋()信()託()・日本()勧()業()・神戸()・日本()興()業()の5銀行()が共()同()出資()し、大()阪()で設()立()。当()時()は珍()しいリース会()社()でした。

1970s〜

上()場()と海()外()進()出()

1970年()に大()証()、73年()に東()証()一()部()へ。香港()・マレーシア・米()国()・豪()州()など、早()くから海()外()にリース拠()点()を広()げます。1989年()に社()名()を「オリックス」へ。

1990s〜

金()融()・保()険()・銀()行()へ多()角()化()

生()命()保()険()(いまのオリックス生()命())、銀()行()(山一()信託()銀()行()を買()収()=オリックス銀()行())へ。1998年()にニューヨーク証()券()取引()所()へ上()場()。先()進()的()なガバナンスも早()くから導()入()しました。

2000s〜

投()資()・事()業()会()社()の経()営()へ

不()動()産()(大()京()を子会社()化())、空()港()運()営()(関()西()エアポート)、航()空()機()リース(Avolon)、欧()州()の運()用()会()社()Robeco(いまのORIX Europe)などを取()り込()み、「事()業()そのものを持()って育()てる」段()階()へ。

2010s〜

環()境()エネルギー&ポートフォリオ入()れ替()え

スペインのElawan、インドのGreenkoなど再()エネへ。同()時()に弥生()やオリックス・クレジットなどを売()却()。資()産()を組()み替()える「キャピタルリサイクリング」が定()着()しました。

今()後()

アセットマネジメントへの進()化()

「自()前()の資()産()で稼()ぐ」から「他()人()の資()金()も預()かって運()用()し、手()数()料()で稼()ぐ」へ。長()期()ビジョンは純()利()益()1兆()円()・15%()です。

02 / どうやって稼()ぐ?

10の事()業()セグメント。これが利()益()の“ポートフォリオ”。

オリックスの決算()は10のセグメントに分()かれます。ある年()は不()動()産()、別()の年()は環()境()エネルギー、というように、稼()ぎ頭()が入()れ替()わるのが特()徴()です。冒()頭()のモザイクが、その10事業()です。

法()人()営()業()・メンテナンスリース

企()業()向()けの融()資()・リース、自()動()車()リース、ICT機()器()レンタル(オリックス・レンテック)など。安()定()収()益()の土()台()です。

不()動()産()

オフィス・物()流()施()設()・ホテル/旅()館()・分()譲()マンション(大()京())。開()発()して運()営()し、売()却()益()も得()ます。

事()業()投()資()・コンセッション

企()業()の買()収()・経()営()(東()芝()など)や、コンセッション(空()港()などの公()共()インフラの運()営()権()ビジネス)。事()業()そのものを持()って育()てます。

環()境()エネルギー

再()生()可()能()エネルギー(太()陽()光()・地()熱()・風()力())。直近()はインドGreenko社()株()の売()却()益()が利()益()を大()きく押()し上()げました。

保()険()

オリックス生()命()など。保()険()料()を集()めて運()用()する“ストック型()”の収()益()。運()用()益()の伸()びが近()年()効()いています。

銀()行()・クレジット

融()資()・預()金()・クレジット。なおオリックス銀()行()の全()株()式()は大()和()証()券()グループへ譲()渡()され、2026年()8月()3日付()で売()却()が完()了()しました(資()本()効()率()を高()める入()れ替()えの一環())。

輸()送()機()器()

航()空()機()リース(ORIX・Avolon)、船舶()。世()界()の航()空()需()要()の回()復()を取()り込()み、機()体()売()却()益()も収()益()に。

ORIX USA

米()国()での融()資()・投()資()・資()産()運()用()。成()長()の柱()ですが、米()景()気()や金()利()の影()響()を受()けやすい分()野()です。

ORIX Europe

欧()州()を拠()点()とする資()産()運()用()。手()数()料()で稼()ぐ“軽()い”ビジネスとして、いま注()力()している分()野()です。

アジア・豪()州()

アジア各国()・オーストラリアでの金()融()・投()資()事()業()。成()長()市()場()での収()益()機()会()を狙()います。

※ オリックスは2026年()4月()に始()まった2027年()3月()期()から、セグメント区()分()を新()しくしています。今()後()の決算()では事()業()の見()え方()(分()類())が変()わる点()にご注()意()ください。2027年()3月()期()第()1四半()期()決算()は2026年()8月()6日()に発表()されましたが、新()区()分()での開()示()内()容()の詳()細()は当()ページ時()点()では未()確()認()です。

03 / 事()業()の割()合()と景()気()サイクル

どの事()業()がいくら稼()ぐか。
そして、景()気()とどう連()動()するか。

10事業()は「稼()ぐ額()」も「景()気()との連()動()」もバラバラです。利()益()の構()成()比()を見()て、景()気()に強()い事()業()・弱()い事()業()を整()理()すると、この会()社()が不()況()に耐()えてきた理()由()が見()えてきます。

セグメント利()益()の構()成()比()

2026年()3月()期() 第()3四半()期()累()計()(4〜12月())/税引前()・億()円()
環境エネルギー 20% 事業投資・コンセッション 16% 法人・メンテナンスリース 13% 保険 12% 不動産 10% 輸送機器 8% ORIX Europe 8% アジア・豪州 7% 銀行・クレジット 3% ORIX USA 2%
金()融()(安()定()収()益())投()資()(売()却()益()・変()動()大())事()業()・海()外()(景()気()敏()感())

※ 環()境()エネルギーが突出()しているのは、Greenko株()の一過()性()売()却()益()が含()まれるため。これを除()くと事()業()間()の差()はもっと縮()まります。特()定()の年()・事()業()に利()益()が偏()るのが、この会()社()の特()徴()です。

なお売上()ベースでは海()外()部()門()が約()28%()を占()め、グローバル色()が濃()いのも特()徴()。利()益()率()は環()境()エネルギー約()55%()・銀()行()クレジット約()36%()・事()業()投()資()約()28%()が高()く、不()動()産()(約()15%())や保()険()(約()16%())は薄()利()多()売()型()。同()じ「稼()ぎ」でも質()が違()います。

3つの役()割()で読()み解()く ―「金()融()・投()資()・事()業()」

オリックス自()身()は10事業()を3つの役()割()に束()ねて説()明()します。この3分類()が、そのまま景()気()サイクルへの強()さ・弱()さに対()応()します。

金()融()

ディフェンシブ
安()定()収()益()の「土()台()」
法()人()・リース保()険()銀()行()・クレジット

リース料()・保()険()料()・金()利()など毎()期()積()み上()がる収()益()。景()気()が悪()くても大()きくは崩()れず、全()体()を下支()えします。金()利()上()昇()局()面()では運()用()利()回()り改()善()の恩()恵()も。

投()資()

強()シクリカル
利()益()を伸()ばす「エンジン」
事()業()投()資()・コンセッション環()境()エネルギー

安()く仕()込()んで高()く売()るキャピタルリサイクリング。好()況()では大()きな売()却()益()(Greenko等())を生()むが、不()況()では評()価()損()や出口()の不()在()で逆()回()転()しやすい。利()益()のブレが最()大()です。

事()業()

シクリカル
運()営()で稼()ぐ「現()場()」
不()動()産()輸()送()機()器()ORIX USA / Europeアジア・豪()州()

不()動()産()・ホテル・空()港()・航()空()機()・海()外()金()融()など実体()経済()そのものを運()営()。観()光()・物()流()・金()利()の影()響()を受()け、景()気()と連()動()。運()営()収()益()はクッションにもなります。

過()去()のサイクルでの「補()完()」

不()況()で一()部()が沈()んでも、別()の事()業()が支()える

2009

リーマン・ショック

「投()資()」「不()動()産()」の評()価()損()で純()利()益()が大()きく落()ち込()みました。多()角()化()でも金()融()危()機()の全()面()安()は避()けられませんでしたが、倒()産()は回()避()。教()訓()から財()務()を保()守()化()(を引()き上()げ)。

2020-21

コロナ・ショック

空()港()(関()空())・ホテル/旅()館()・航()空()機()リースが直()撃()し、21.3期()の純()利()益()は1,924億()円()まで急()減()。それでも保()険()・銀()行()・国()内()リースの安()定()収()益()が黒()字()を死()守()。「事()業()」が痛()んでも「金()融()」が支()えた典()型()です。

2022-26

回()復()・拡()大()局()面()

今()度()は「投()資()」が主()役()。Greenko等()の大()型()売()却()益()(キャピタルリサイクリング)が利()益()を牽()引()し、3期()連()続()で最()高()益()。好()況()で投()資()が稼()ぐ典()型()です。

いまの立()ち位()置()

好()況()の後()半() + 金()利()上()昇()局()面()

いまはインバウンド回()復()(不()動()産()・ホテル・空()港())とAI・データセンターの電()力()需()要()(環()境()エネルギー)が追()い風()。一方()で好()況()の後()半()でもあり、景()気()が崩()れれば「投()資()」「事()業()」が逆()回()転()するリスクは常()にあります。

だから会()社()は、安()定()収()益()(金()融()・運()用()の手()数()料())の比()率()を高()め、サイクルに振()られにくい構()造()へ転()換()中()。これが「運()用()会()社()化()」の狙()いです。

出所():オリックス 2026年()3月()期() 決算()説()明()会()・各()四半()期()資()料()、各()社()報()道()。構()成()比()は第()3四半()期()累()計()の概()算()で、通()期()や年()により変()動()します。27.3期()(2026年()4月()開()始())からセグメント区()分()が変()わっています。

04 / 最()新()決算()を読()む

2026年()3月()期()は、3期()連()続()で過()去()最()高()益()。

2026年()5月()11日()発表()の通()期()決算()(2025年()4月()〜2026年()3月())は、全()項()目()で大()幅()な増()収()増()益()でした。まずは“事()実()としての数()字()”を押()さえましょう。

営()業()収()益()(売上()に相()当())
3.33兆()円()
+15.9%() 前()期()比()
純()利()益()(株()主()帰()属())
4,472億()円()
+27.2%() 前()期()比()
総()資()産()
18.0兆()円()
+7%() 前()期()末()比()

純()利()益()の推()移()と来()期()予()想()

単()位():億()円() / 株()主()に帰()属()する
0 1,500 3,000 4,500 6,000 3,461 24.3 3,516 25.3 4,472 26.3 5,300 27.3 会社予想 5,400 28.3 会社予想
実績()会()社()予()想()(27.3〜28.3期())

21.3期()はコロナで1,924億()円()まで落()ちた後()、回()復()基()調()。24.3期()・25.3期()に続()き26.3期()も最()高()益()を更()新()し、3期()連()続()の最()高()益()になりました。

注()意()して読()む

最()高()益()の“質()”—— 一過()性()の利()益()が大()きい

今()回()の利()益()急()増()の主()因()は、インドの再()エネ大()手() Greenko社()の株()式()売()却()。売()却()益()・評()価()益()で約()950億()円()を計()上()しました。これは毎()年()は出()ない“一回()限()り”の利()益()です。米()国()子会社()のファンド評()価()益()も寄()与()しています。

つまり「過()去()最()高()益()」という見()出()しだけで判()断()せず、来()期()も同()じだけ稼()げるのかを見()る必()要()があります。

ポジティブ材()料()

本()業()(ベース利()益())も二()桁()成()長()

一過()性()益()だけでなく、事()業()から継()続()的()に得()られるベース利()益()も約()16%()増()と着()実()に伸()びました。保()険()の運()用()収()益()拡()大()、国()内()投()資()先()の好()業()績()などが背()景()です。

資()本()効()率()の指()標() ROE(自()己()資()本()利()益()率())は約()10%()台()へ改()善()。利()益()額()だけでなく“稼()ぐ効()率()”も上()向()いています。

出所():オリックス 2026年()3月()期() 決算()短()信()・決算()説()明()会()資()料()(2026/5/11)、各()社()報()道()。

05 / 来()期()はどうなる?

会()社()予()想()は、さらに増()益()の5,300億()円()。

会()社()自()身()が示()す2027年()3月()期()の見()通()しです。会()社()予()想()は「達成()を約()束()する数()字()」ではなく「いまの計()画()値()」ですが、経()営()の自()信()度()を読()む手()がかりになります。

会()社()予()想() 純()利()益()(株()主()帰()属())
5,300 億()円()
27.3期()予()(+18.5%())
5,400 億()円()
28.3期()予()(+1.9%())
4期()連()続() 最()高()益()へ / 1株()配()は156.1円()→約()187円()へ増()配()の見()込()み

予()想()を読()むうえでの3つの注()記()

① 東()芝()傘()下()のキオクシア株()の売()却()益()・評()価()益()は、2027年()3月()期()第()1四半()期()(4〜6月())にすでに一()部()が実()現()しています(詳()しくは下()のカード)。会()社()は、通()期()の配()当()方()針()をこの一時()要()因()を踏()まえて見()直()しましたが、通()期()純()利()益()予()想()5,300億()円()そのものは据()え置()いたままです。

② オリックス銀()行()の全()株()式()は大()和()証()券()グループへ3,700億()円()で譲()渡()され、2026年()8月()3日付()で売()却()が完()了()しました。第()1四半()期()決算()では銀()行()事()業()を「非()継()続()事()業()」に区()分()して表()示()。当()初()の発表()では27.3期()に約()1,242億()円()の売()却()益()を見()込()むとしていましたが(会()社()説()明())、確()定()した売()却()益()の金()額()は当()ページ時()点()では未()確()認()です。資()産()を入()れ替()えながら(キャピタルリサイクリング)成()長()させる計()画()です。

③ 中()期()目()標()は 28.3期()にROE 11%()以()上()、長()期()では純()利()益()1兆()円()・ROE15%()。27年()3月末()まで2,500億()円()・1億()株()を上()限()とするで成()長()も加()速()。

2026年()8月()6日()発表()・第()1四半()期()実績()

Q1(4〜6月())は純()利()益()+161.8%()——キオクシア関()連()益()と銀()行()売()却()の影()響()が大()きい四半()期()

2027年()3月()期()第()1四半()期()(継()続()事()業()ベース)は営()業()収()益()8,766億()円()(前()年()同()期()比()+17.4%())・1,339億()円()(+11.7%())・当()社()株()主()に帰()属()する四半()期()純()利()益()2,808億()円()(+161.8%())・EPS 256.07円()(前()年()同()期()94.63円())でした。非()継()続()事()業()(オリックス銀()行())を含()めた四半()期()純()利()益()は335,588百()万()円()(+132.3%())です。

純()利()益()急()増()の主()因()は、持分()法()適()用()会()社()を通()じて計()上()するキオクシア株()式()の売()却()益()・評()価()益()。この一時()要()因()を踏()まえ、会()社()は2027年()3月()期()の年()間()配()当()予()想()を187.36円()(前()期()実績()156.10円())へ引()き上()げ(39%()と1株()156.10円()のいずれか高()い方()を基()準()とする方()針()への変()更())。ただし通()期()純()利()益()予()想()5,300億()円()(+18.5%())そのものは据()え置()きで、Q1だけで通()期()予()想()の約()53%()に達()している計()算()になります。今()後()のキオクシア株()価()変()動()で調()整()後()利()益()の通()期()見()通()しが動()く可()能()性()があるとして、会()社()は調()整()後()利()益()の通()期()予()想()を非()開()示()としています。出所():オリックス 2027年()3月()期()第()1四半()期()決算()短()信()〔米()国()基()準()〕(2026/8/6)。

06 / 株()価()と「割()安()・割()高()」の指()標()

3月()の底()値()から、6月()に年()初()来()高()値()へ。

2026年()前()半()の株()価()は、3月末()に大()きく沈()んだ後()、5月()の好()決算()をきっかけに切()り返()し、6月()に年()初()来()高()値()を更()新()しました。下()のチャートは主()要()な節()目()をつないだ値()動()きです。

株()価()の推()移()(2026年())

終値()ベースの主()要()な節()目()/単()位():円()
4,500 5,000 5,500 6,000 6,500 5,648 2/12 4,528 3/30 5,010 4/16 5,514 5/11 6,130 5/28 6,462 6/18 6,140 6/26
株()価()決算()発表()(5/11)
直近()の株()価()(6月下()旬())
6,140円() 前()後()
レンジ:6,100〜6,560円()
年()初()来()高()値()
6,566円()
2026/6/18
年()初()来()安()値()
4,528円()
2026/3/30

この株()は割()安()?割()高()? — 主()要()指()標()をやさしく

「株()価()が高()い/安()い」は株()価()の数()字()だけでは決()まりません。利()益()やと比()べて初()めて分()かります。代()表()的()なものさしを、意()味()とセットで並()べます。

EPS1株()あたり利()益()
400円() → 481円()

1株()が1年()で生()む利()益()。実績()400円()→今()期()予()想()481円()。大()きいほど稼()ぐ力()が強()い。

1株()あたり純()資()産()
4,080円()

1株()あたりの会()社()の純()資()産()。解()散()したときの価()値()の目()安()。

株()価()収()益()率()(予())
約()13倍()

株()価()がEPSの何()倍()か=利()益()の何()年()分()。小()さいほど割()安()。市()場()平()均()よりやや低()め。

PBR株()価()純()資()産()倍()率()
約()1.5倍()

株()価()がBPSの何()倍()か。1倍()未()満()は「純()資()産()割()れ」。オリックスには重()要()な意()味()あり(下()記())。

ROE自()己()資()本()利()益()率()
10.4%() → 11.8%()

株()主()のお金()をどれだけ効()率()よく増()やしたか。実績()→予()想()で改()善()。8%()超()なら一般()に良()好()。

総()資()産()利()益()率()
約()2.5%()

18兆()円()の総()資()産()をどれだけ効()率()よく使()い利()益()を生()んだか。金()融()業()としては標()準()的()。

配()当()利()回()り予()想()
約()3.0%()

株()価()に対()し年()間()配()当()が何()%()か。増()配()(配()当()性()向()(利()益()のうち配()当()に回()す割()合())39%()なら約()187円())で再()び上()昇()。

自()己()資()本()比()率()
24.9%()

総()資()産()のうち自()前()資()本()の割()合()。借入()で資()産()を回()す金()融()業()では低()めが普()通()。

いちばんの注()目()点()

PBRの「再()評()価()」が起()きている

オリックスは長()年()、PBRが1倍()前()後()〜それ以()下()に放()置()されてきました(後()述()のコングロマリット・ディスカウント)。過()去()10年()の平()均()PBRは約()0.7倍()。それが直近()は1.5倍()まで切()り上()がり、市()場()の見()方()が変()わりつつあります。下()のバーはその水()準()変()化()のイメージです。

1.0倍()
過()去()平()均() 0.7倍()
現()在() 1.5倍()
長()年()のレンジ 0.3〜1.3倍()

出所():IRBANK・各()金()融()情()報()サイト(指()標()は2026年()6月()時()点()、株()価()15〜20分()遅()延())。EPS/ROE/PER等()は会()計()基()準()・集()計()元()により表()記()が異()なる場()合()があります。

07 / 指()標()を他()社()・市()場()と比()べる

同()業()より「割()高()」、市()場()よりは「割()安()」。
その間()に、再()評()価()の物語()がある。

指()標()は単()体()では意()味()を持()ちません。リース同()業()と市()場()全()体()(東()証()プライム)という2つの“ものさし”に当()てて、初()めてオリックスの位()置()が分()かります。

指()標()くらべ(自()社()/同()業()/市()場())

バーの長()さは水()準()のイメージ
PBR株()価()純()資()産()倍()率()(低()いほど割()安())
オリックス
1.5倍()
リース同()業()
約()0.9倍()
市()場()平()均()
約()1.4倍()
PER(予())株()価()収()益()率()(低()いほど割()安())
オリックス
約()13倍()
リース同()業()
約()11倍()
市()場()平()均()
約()16倍()
ROE(予())自()己()資()本()利()益()率()(高()いほど効()率()的())
オリックス
11.8%()
リース同()業()
約()8.5%()
市()場()平()均()
約()9%()
配()当()利()回()り予()想()(高()いほど配()当()が厚()い)
オリックス
約()3.0%()
リース同()業()
約()4.0%()
市()場()平()均()
約()2.2%()
自()己()資()本()比()率()財()務()の安()定()性()(高()いほど保()守()的())
オリックス
24.9%()
リース同()業()
約()16%()

※ リース同()業()=三菱()HCキャピタル・東()京()センチュリー・芙()蓉()総()合()リース・みずほリース等()の目()安()。市()場()平()均()=東()証()プライムの概()算()。集()計()元()・時()点()で変()動()します。

同()業()3社()を実数()で並()べる(各()社()開()示()・市()場()データ)

代()表()的()なライバル2社()と具()体()的()な数()字()で比()較()。規()模()・効()率()でオリックスが抜()けている一方()、利()回()りは同()業()が上()です。

会()社()(コード)時()価()総()額()予()想()PERPBR予()想()ROE配()当()利()回()り
オリックス8591 6.9兆()円()13.0倍()1.50倍()11.8%()3.0%()
三菱()HCキャピタル8593 1.9兆()円()12.0倍()0.94倍()8.0%()3.89%()
東()京()センチュリー8439 1.2兆()円()10.0倍()1.08倍()10.9%()3.61%()

オリックスの時()価()総()額()は同()業()の3〜5倍()超()。ROEも高()め。PBRが最()も高()い(1.50倍())のは多()角()化()への“成()長()プレミアム”。配()当()利()回()りが見()劣()りするのは、株()価()が大()きく上()がった裏返()しでもあります。

読()み解()き① 同()業()の中()では「別格()」

リース各()社()の多()くはPBRが1倍()前()後()〜それ以()下()に放()置()されがち。その中()でオリックスだけ1.5倍()と頭()一()つ抜()けています。「ただのリース会()社()」ではなく投()資()・運()用()で稼()ぐ多()角()化()グループとして再()評()価()された証()拠()。利()益()規()模()も同()業()5社()の合()計()に匹敵()します。

配()当()利()回()りが同()業()より低()めなのは、株()価()が上()がった裏返()しでもあります。

読()み解()き② 市()場()全()体()よりは「まだ割()安()」

一方()でPERは市()場()平()均()(約()16倍())より低()い約()13倍()。利()益()面()ではまだ割()安()です。ROEは市()場()平()均()をやや上()回()り、自()己()資()本()比()率()は同()業()より高()い=借入()に頼()りすぎず効()率()を出()している点()も評()価()できます。

「同()業()よりは買()われ、市()場()よりは安()い」。この中()間()地()点()が、再()評()価()の途()中()にいる現()在()地()です。

08 / 市()場()・アナリストの評()価()

専()門()家()の総()意()は「買()い」寄()り。やや強()気()。

証()券()会()社()のアナリストは、各()社()が独()自()に1年()後()の「目()標()株()価()」と投()資()判()断()(レーティング)を出()します。その平()均()(コンセンサス)を見()ると、いまは前()向()きな評()価()が優()勢()です。

投()資()判()断()(レーティング)の内()訳()

コンセンサスは「買()い」。★★★★☆(やや強()気())。

強()気()・買()い
4
中()立()
5
弱()気()・売()り
0

※ おおむね「強()気()4:中()立()5:弱()気()0」程()度()の構()成()(集()計()元()・時()点()により変()動())。売()り推()奨()は出()ていません。

目()標()株()価()(1年()後()予()想())

慎()重()派()(米()系())
6,280 円()
平()均()(コンセンサス)
6,300 円()台()
強()気()派()(欧()州()系())
7,500 円()

平()均()目()標()株()価()はおよそ6,300〜6,450円()で、直近()株()価()(約()6,140円())よりやや上()。決算()後()に複()数()社()が目()標()株()価()を引()き上()げました。一方()で「中()立()」も多()く、すでに相()応()に評()価()された水()準()との見()方()も併()存()します。

市()場()の関()心()ははっきりしています。「一過()性()の売()却()益()が剥()落()する来()期()、本()当()に増()益()を続()けられるのか」。会()社()が掲()げる増()益()計()画()を実績()で示()せるかが、ここからの株()価()を左()右()します。

出所():みんかぶ・株()予()報()・証()券()会()社()レーティング報()道()等()(2026年()6月()時()点()の集()計())。目()標()株()価()・判()断()は各()社()・時()点()で異()なります。

09 / 投()資()信()託()での採()用()状()況()

知()らないうちに、もう持()っているかも。

オリックスは数()多()くの投()資()信()託()に組()み入()れられています。インデックス投()信()(指()数()連()動())とアクティブ投()信()(運()用()者()が選()ぶ)の両()方()で採()用()されており、その「採()用()される理()由()」を見()ると、市()場()からの評()価()軸()がわかります。

約()904本()
オリックスを組()み入()れている投()資()信()託()の本()数()(2026年初()時()点()の集()計()の一()例())。日本株()に幅()広()く投()資()する多()くのファンドに含()まれ、あなたも間()接()的()に持()っているかもしれません。

パッシブインデックス投()信()・

指()数()に採()用() → 連()動()ファンドが自()動()的()に保()有()

  • 日経()平()均()株()価()(225)日経()225連動()型()のETF・投()信()(例():NF・日経()225 ETF など)が保()有()。
  • (東()証()株()価()指()数())TOPIX連()動()型()(例():上()場()TOPIX、NF・TOPIX ETF など)。日本株()インデックスの王()道()。
  • JPX日経()インデックス400ROE・営()業()利()益()・ガバナンス等()で選()ぶ“質()”の指()数()。連()動()型()(例():上()場()JPX日経()400)が保()有()。

JPX日経()400に入()る意()味()は大()きい。この指()数()は資()本()効()率()(ROE)・収()益()性()・ガバナンス(米()国()会()計()基()準()採()用()や英()文()開()示()など)で約()400社()を選()抜()します。採()用()自()体()が「投()資()家()本()位()で効()率()的()な会()社()」というお墨()付()きに近()いのです。

アクティブ運()用()者()が選()ぶファンド

高()配()当()・バリュー・資()本()効()率()を狙()う投()信()の定()番()候()補()

  • 高()配()当()株()ファンド例():NF・日本()高()配()当()株()アクティブETF(2084)、MAXIS高()配()当()日本株()アクティブ上()場()投()信() など。予()想()配()当()利()回()りが市()場()平()均()より高()く、増()配()傾()向()で大()型()・高()流()動()性()だから選()ばれる。
  • バリュー(割()安())株()ファンド低()PER・低()PBRの割()安()株()として。長()年()のディスカウントが“伸()びしろ”と見()なされる。
  • 高()ROE・クオリティ/資()本()効()率()系()ROE改()善()・自()社()株()買()い・株()主()還()元()強()化()を評()価()。東()証()の「資()本()コストを意()識()した経()営()」改()革()の追()い風()に乗()る銘()柄()として。

なぜ、これだけ多()くのファンドに選()ばれるのか

① 主()要()3指数()すべてに採()用() → パッシブ資()金()が自()動()流()入()② 高()配()当()+増()配()傾()向() → 高()配()当()ファンドの定()番()③ 割()安()(低()PER・低()PBR) → バリューファンド④ ROE改()善()・株()主()還()元()強()化() → 資()本()効()率()ファンド⑤ 大()型()・高()流()動()性() → 大()きく持()てる

※ どのファンドがどれだけ持()つかは、各()ファンドの月()次()レポート(組入()上()位()銘()柄())で変()動()します。ここでは「採()用()されやすい理()由()」を整()理()しています。

出所():各()指()数()の構()成()銘()柄()、運()用()会()社()の交()付()目論見()書()・マンスリーレポート、投()信()情()報()サイト等()。

10 / 投()資()家()からの評()判()

国()内()では「人()気()の高()配()当()株()」。
海()外()では「効()率()は好()き、複()雑()さは苦()手()」。

同()じオリックスでも、国()内()の個()人()投()資()家()と海()外()の機()関()投()資()家()では、見()ているポイントが違()います。両()者()の評()判()を並()べると、この株()の性()格()がよく見()えてきます。

国()内()の個()人()投()資()家()

「身近()で安()心()、配()当()が魅()力()」
  • +個()人()に絶()大()な人()気()。株()主()数()ランキングは上()位()常()連()(一時()は全()国()5位()前()後())で、株()主()数()は増()加()傾()向()。
  • +連()続()増()配()・長()年()の黒()字()という安()心()感()。「高()配()当()・長()期()保()有()」枠()として持()たれることが多()い。
  • ±かつては豪()華()な株()主()優()待()(カタログギフト+優()待()カード)が人()気()の柱()だったが、2024年()3月()で優()待()は廃()止()。以()後()は配()当()に一本()化()。
  • -事()業()が分()かりにくく、中()身()を理()解()せず「なんとなく大()きい安()心()な会()社()」として持()たれる面()も。

海()外()の機()関()投()資()家()

「資()本()効()率()は評()価()、多()角()化()は警()戒()」
  • +外()国()人()持株()比()率()は約()47%()と日本()の大()型()株()でも別格()。米()国()会()計()基()準()採()用()・上()場()で国()際()親()和()性()が高()く、大()株()主()にもノルウェー政()府()年()金()や米()系()カストディ銀()行()が並()ぶ。
  • +ROE/ROA重()視()の投()資()規()律()、機()動()的()な自()社()株()買()い、資()産()の入()れ替()え、運()用()会()社()化()など、海()外()勢()が好()む資()本()効()率()志()向()を評()価()。
  • -一方()で多()角()化()の複()雑()さを警()戒()。海()外()勢()は「選()択()と集()中()」を好()み、何()でもやる多()角()化()は割引()材()料()になりやすい。一過()性()益()依()存()も嫌()気()。
  • ±外()国()人()比()率()が高()い=需()給()リスク。円()高()やリスクオフ局()面()では海()外()勢()の売()りで株()価()が大()きく振()れやすい。

株()主()の内()訳()(2026年()3月末())

外()国()人() 47%()
投()信() 15%()
個()人()・その他() 約()36%()
外()国()人() 47.05%()投()資()信()託() 15.3%()自()己()株() 2.0%()個()人()・事()業()法()人()等() 約()36%()(年()金()信()託()1.1%()含()む)

大()株()主()(上()位())

  • 日本()マスタートラスト信()託()口()18.40%()
  • 日本()カストディ銀()行()信()託()口()7.82%()
  • ステート・ストリート(米())3.09%()
  • CBNY デポジタリーシェアズ(米())2.95%()
  • ノルウェー政()府()1.14%()

上()位()は信()託()・カストディ銀()行()(多()くの投()資()家()の“預()かり口()”)と、米()系()・北()欧()系()の機()関()投()資()家()。株()主()総()数()は約()66万人()で、個()人()にも機()関()にも広()く持()たれているのが特()徴()です。

財()務()と効()率()の素顔()

会()社()開()示()の数()字()で見()る「攻()めの効()率()」と「守()りの薄()さ」(26.3期())。

  • ROE(自()己()資()本()利()益()率())実績() / 予()想()10.4%() / 11.8%()
  • ROA(総()資()産()利()益()率())実績() / 予()想()2.5%() / 2.9%()
  • 自()己()資()本()比()率()24.9%()
  • 約()6.5兆()円()
  • 営()業()資()産()残()高()約()17.4兆()円()

ROE・ROAは堅()調()で資()本()・資()産()の効()率()は良()好()。一方()、自()己()資()本()比()率()は24.9%()と低()め。これは借入()(財()務())で巨()大()な資()産()を回()す金()融()業()の構()造()で、「攻()めの効()率()」と「守()りの薄()さ」が同()居()しているのが素顔()です(同()業()よりは高()く、相()対()的()には保()守()的())。

出所():オリックス 有()価()証()券()報()告()書()・IR資()料()(大()株()主()の状()況()・株()式()の状()況())。外()国()人()持株()比()率()・大()株()主()は2026年()3月末()基()準()。

11 / コングロマリットという宿()命()

「何()でもやる会()社()」は、なぜ安()く見()られてきたのか。

オリックスを理()解()するうえで避()けて通()れないのがコングロマリット・ディスカウント。多()角()化()企()業()がしばしば抱()える「割()安()に放()置()される」現()象()です。仕()組()みと、メリット・デメリットを整()理()します。

コングロマリット・ディスカウントとは、各()事()業()の価()値()を別々()に足()し合()わせた金()額()(SOTP=Sum of the Parts)よりも、会()社()全()体()の時()価()総()額()が低()くなる現()象()のこと。「分()かりにくいから安()くしておこう」という市()場()の値引()きです。

オリックスはこれに長()年()悩()まされてきました。過()去()10年()の平()均()PBRは約()0.7倍()・平()均()PERは約()10倍()(2023年()頃()の試()算())。連()結()子会社()は1,000社()超()、10事業()が絡()み合()い、「リース業()というより金()融()寄()りの商()社()」と評()されるほど。それが安()値()放()置()の主()因()でした。

メリット多()角()化()の強()み

  • リスク分()散():稼()ぎ頭()を入()れ替()えられる。ある事()業()が不()況()でも別()の事()業()が支()え、コロナ下()でも黒()字()を維()持()。
  • 横()断()シナジー:リースで培()った金()融()・与()信()ノウハウを、不()動()産()・事()業()投()資()・再()エネへ展()開()できる。
  • 資()本()配()分()の柔()軟()性():割()安()な分()野()へ機()動()的()に投()資()し、高()値()で売()却()(リサイクリング)して利()益()を生()む。
  • 安()定()したキャッシュ創()出():保()険()・リース等()のストック収()益()が土()台()にあり、景()気()の波()を一定()吸()収()する。

デメリットディスカウントの理()由()

  • 理()解()コストが高()い:10事業()+1,000社()超()を分()析()しきれず、投()資()家()が敬()遠()(「分()からないものは買()わない」)。
  • 実()力()が見()えにくい:一過()性()の売()却()益()と継()続()収()益()が混()ざり、「本()当()の地()力()」を測()りづらい。
  • 経()営()資()源()の分()散():「選()択()と集()中()」のセオリーと逆()。各()事()業()の競()争()力()が薄()まる懸()念()。
  • ガバナンスの複()雑()さ:巨()大()で多()層()的()な組()織()は、統()治()・開()示()の難()度()が高()い。
いま起()きている変()化()

ディスカウントの「縮()小()」が進()行()中()

オリックスは開()示()強()化()・事()業()売()却()(オリックス銀()行()を大()和()証()券()グループへ3,700億()円()で売()却()、2026年()8月()3日付()で完()了())・自()社()株()買()い・運()用()会()社()化()で、この割引()を縮()めにかかっています。結果()、PBRは長()年()の0.7倍()前()後()から1.5倍()へ再()評()価()。ただし完()全()分()割()(スピンオフ)には踏()み込()まず、多()角()化()を保()ったまま効()率()を上()げる路()線()を選()んでいる点()が特()徴()。ここが今()後()の評()価()の分()かれ目()です。

※ 各()社()には、こんな“顔()”があります。INPEXの黄()金()株()、JTの政()府()保()有()、三菱()商()事()のバフェット、MUFGのモルガン・スタンレー、J-POWERの脱()炭()素()ジレンマ。オリックスの顔()は、この多()角()化()ディスカウントです。

12 / マクロ環()境()との接点()

AI・半()導()体()・電()力()・地()政()学()。
大()きな潮()流()は、オリックスにどう効()くか。

多()角()化()グループだからこそ、世()界()の大()きなテーマが様々()な経()路()で業()績()に影()響()します。グローバルと国()内()の両()面()から、主()要()な追()い風()・逆()風()を整()理()します。

AI・半()導()体()

追()い風()/上振()れ余()地()

生()成()AIブームでデータセンター投()資()が爆()発()。オリックスは東()芝()を保()有()し、その東()芝()がキオクシア(型()メモリ大()手())の株()を持()ちます。キオクシアはAIメモリ需()要()で時()価()総()額()が国()内()トップ級()に急()騰()し「スーパーサイクル」入()り。

この関()連()益()は2027年()3月()期()第()1四半()期()(4〜6月())にすでに一()部()が実()現()し、四半()期()純()利()益()+161.8%()の主()因()になりました。ただし会()社()の通()期()純()利()益()予()想()5,300億()円()は据()え置()かれたままで、Q1だけで通()期()予()想()の約()53%()に達()しています。メモリは価()格()変()動()が激()しく、今()後()も上振()れ・下振()れの両()方()があり得()る点()には注()意()。

電()力()・エネルギー

構()造()的()な追()い風()

AI・データセンターは世()界()の電()力()需()要()を押()し上()げる「隠()れたボトルネック」。オリックスは再()エネ発()電()のグローバル事()業()者()で、稼()働()容()量()は4.7→5.6GWへ拡()大()、パイプラインはElawan14GW+Greenko18GW。地()熱()・太()陽()光()・蓄()電()池()まで幅()広()い。

国()内()でも原発()・再()エネ活()用()を進()める新()たなエネルギー計()画()が打()ち出()され、追()い風()。電()力()は今()後()数()十年()の長()期()テーマで、オリックスの中()核()成()長()領()域()になり得()る。

戦()争()・地()政()学()

主()に逆()風()(両()面()あり)

中()東()情()勢()(イラン等())で原()油()が高()止()まりし、インフレ・調()達()コストに影()響()。地()政()学()リスクは保()険()・投()資()ポートフォリオの変()動()を大()きくし、米()国()・新()興()国()の海()外()資()産()の不()確()実()性()も高()める。

一方()、エネルギー安()全()保()障()の重()要()性()が増()すことは、再()エネ・インフラ投()資()にとってプラスの側()面()もある。

金()利()・株()式()相()場()

逆()風()と追()い風()が同()居()

日()銀()の金()融()正()常()化()で国()内()金()利()が上()昇()。総()資()産()18兆()円()を借入()で回()す構()造()のため調()達()コスト増()は逆()風()。半()面()、保()険()・銀()行()の運()用()利()回()り改()善()は追()い風()で、金()利()上()昇()は一概()に悪()材()料()ではない。

株()式()市()場()全()体()では、日経()平()均()が2026年()に7万()円()前()後()の史()上()最()高()値()圏()まで上()昇()(6月下()旬()には過()去()3番目()の下()げ幅()となる急()落()も経()験())。資()産()効()果()・バリュー株()見()直()しの流()れはオリックスに追()い風()になりやすい。

出所():各()種()報()道()・会()社()サステナビリティ資()料()等()(2026年()6月()時()点())。マクロの影()響()は不()確()実()性()が高()く、ここでの整()理()は方()向()感()を示()すものです。

13 / 5年()・10年()・20年()の立()ち位()置()

「資()産()で稼()ぐ会()社()」から「運()用()で稼()ぐ会()社()」へ。

オリックスが描()く長()期()の方()向()性()と、その先()の構()造()シナリオです。3年()後()・10年()後()は会()社()の公()表()目()標()、20年()後()は公()表()目()標()のない構()造()的()な見()立()てとして、区()別()して読()んでください。

いま / 2026
多()角()化()グループ
現()在()地()
実績()
  • 純()利()益()4,472億()円()(3期()連()続()最()高()益())
  • ROE約()10%()、PBR1.5倍()へ再()評()価()中()
  • 一過()性()益()への依()存()が残()る
〜5年() / 2028
効()率()化()の証()明()
28.3期() 中()期()目()標()
会()社()目()標()
  • ROE 11%()以()上()を目()標()
  • 利()益()成()長()+ポートフォリオ最()適()化()+自()社()株()買()いでEPS成()長()を加()速()
  • A格()維()持()を前()提()に資()本()を機()動()調()整()
  • ディスカウント縮()小()の定()着()が焦()点()
〜10年() / 2035
運()用()会()社()への変()貌()
長()期()ビジョン
会()社()ビジョン
  • 長()期()目()標()純()利()益()1兆()円()・ROE15%()
  • 「自()前()資()産()」から「他()人()の資()金()を運()用()し手()数()料()で稼()ぐ」アセットマネジメント企()業()へ比()重()シフト
  • グローバル運()用()・再()エネ・インフラの比()率()上()昇()
〜20年() / 2045
分()岐()点()
構()造()シナリオ(推()定())
見()立()て
  • 国()内()の人()口()減()・低()成()長()を脱()しグローバルな投()資()・運()用()プラットフォームへ
  • AI・脱()炭()素()・電()力()インフラが残()ればエネルギー/インフラ投()資()が中()核()に
  • 多()角()化()を保()つか、分()割()で価()値()を顕()在()化()させるかの選()択()
  • リスク:複()雑()さが再()び重()荷()となり再()ディスカウント/景()気()後()退()で投()資()事()業()が痛()む

10年()後()までは会()社()が掲()げる方()向()性()に沿()っていますが、達成()は環()境()次()第()で保()証()されません。20年()後()は不()確()実()性()がさらに大()きく、ここでの記()述()は一()つのシナリオです。長()期()見()通()しほど幅()をもって捉()えるのが安()全()です。

14 / 配()当()・株()主()還()元()

利()益()に連()動()する配()当()+機()動()的()な自()社()株()買()い。

オリックスは利()益()を株()主()に還()元()する姿()勢()が比()較()的()はっきりしています。配()当()は「利()益()の一定()割()合()(配()当()性()向())」に連()動()する方()式()です。

27.3期() 予()想()配()当()
約()187円()
前()期()156.1円()からさらに増()配()
配()当()性()向() /
39%() / 4.1%()
利()益()連()動()+純()資()産()配()当()率()も高()水()準()
予()想()配()当()利()回()り
約()3.0%()
28.3期()予()は約()3.1%()へ

配()当()方()針()は「配()当()性()向()39%()、または1株()156.1円()のいずれか高()い方()」。今()期()の予()想()EPS(約()481円())に当()てはめると27.3期()は1株()約()187円()、28.3期()は約()191円()と、増()配()が続()く計()算()になります。「156.1円()」はあくまで下()限()で、利()益()が伸()びればそれを上()回()ります。

自()社()株()買()いも具()体()的()で、2027年()3月末()まで2,500億()円()・1億()株()を上()限()に取()得()を進()めます。発行済()株()式()の約()1割()弱()を消()却()できる規()模()で、EPS(1株()利()益())を押()し上()げ、配()当()と合()わせた総()還()元()を厚()くする狙()いです。

なお、個()人()に人()気()だった株()主()優()待()(カタログギフト等())は2024年()3月()で廃()止()され、還()元()は配()当()に一本()化()されました。優()待()目()当()ての層()には方()針()転()換()ですが、その分()を増()配()で補()う姿()勢()を示()しています。

出所():オリックス 配()当()方()針()・2026年()3月()期() 決算()短()信()(2026/5/11)。1株()配()の予()想()額()は配()当()性()向()39%()と予()想()EPSから算()出()した目()安()です。

15 / リスクと注()意()点()

好()決算()の裏()で、見()ておくべき4つの論()点()。

強()い決算()でしたが、会()社()の開()示()や市()場()の議()論()からは次()の懸()念()も読()み取()れます。良()い面()だけでなく、ここを併()せて見()るのが大()切()です。

01

一過()性()利()益()への依()存()と「出口()」の不()確()実()性()

今()期()の好()業()績()はGreenko売()却()益()という一回()限()りの利()益()に大()きく依()存()。適()正()価()格()で資()産()を売()り、新()分()野()へ再()投()資()する“投()資()サイクル”を続()けられるかが鍵()。売()却()益()は市()況()に左()右()され、毎()年()は読()みにくい。

02

米()国()事()業()(ORIX USA)の採()算()

米()景()気()・インフレ・金()利()の影()響()を受()けやすく、足()元()では営()業()権()のや費()用()増()、信()用()コスト(貸()し倒()れ引当())の増()加()も。海()外()アセットマネジメント・不()動()産()の採()算()維()持()が中()長()期()の課()題()。

03

金()利()上()昇()による調()達()コスト増()加()

巨()大()なバランスシート(総()資()産()18兆()円())を借入()で支()える構()造()のため、金()利()が上()がると支払利息()が増()え利()ざやを圧迫()。実際()、支払利息()は前()年()から二()桁()増()のペースに。

04

“見()えにくさ”という構()造()的()特()性()

10事業()が絡()み合()い、一過()性()益()と継()続()益()が混()ざるため、業()績()の実()力()を一目()で測()りにくい。27.3期()からのセグメント変()更()も加()わり、決算()の読()み解()きには一定()の慣()れが要()る。

これらはオリックス特()有()というより、多()角()化()・投()資()型()ビジネス全般()に共()通()する論()点()でもあります。「最()高()益()」と「持()続()性()」を切()り分()けて見()る姿()勢()が、この会()社()を理()解()する近()道()です。

* / 3行()でまとめると

このページの要()点()。

正()体():オリックスは「リース会()社()」ではなく、10事業()を束()ねて稼()ぐ多()角()化()金()融()・事()業()投()資()グループ。稼()ぎ頭()を入()れ替()えながら成()長()するのが基()本()構()造()。

決算():26.3期()は純()利()益()4,472億()円()で3期()連()続()の最()高()益()。ただしGreenko売()却()益()(約()950億()円())という一過()性()益()が大()きく、来()期()は5,300億()円()への増()益()を会()社()が見()込()む。

指()標():予()想()PER約()13倍()・PBR約()1.5倍()・ROE予()想()11.8%()。長()年()0.7倍()前()後()だったPBRが1.5倍()へ「再()評()価()」され、コングロマリット・ディスカウントの縮()小()が進()む。

評()判():外()国()人()持株()比()率()は約()47%()で日本株()でも別格()、米()系()・北()欧()系()の機()関()投()資()家()が大()株()主()。国()内()では増()配()(27.3期()は約()187円()へ)で支()持()される高()配()当()株()。多()角()化()の複()雑()さは海()外()勢()に警()戒()されやすい。

未()来():AI・電()力()・脱()炭()素()が追()い風()(東()芝()→キオクシア、再()エネ事()業())。会()社()は10年()で純()利()益()1兆()円()・運()用()会()社()化()を掲()げる。焦()点()は一過()性()益()に頼()らず増()益()を続()けられるか。