お金のこと / 番外編 配当でも、成長でもない。
「AIをどう実装しているか」で読む。
日本株シリーズは配当・割安(バリュー・レンズ)、オルカンシリーズは売上成長・堀(成長レンズ)で会社を選んでいます。この番外編は3つめのものさし——AIへの理解度・解像度・社会実装力——で、日本の上場企業とSamsung Electronicsを読みます。きっかけは日立製作所とAnthropicの戦略的パートナーシップ、そして韓国・Samsung(サムスン電子)のAI半導体(4)でした。
いそがしい人へ。ここは投資判断のための順位づけではありません。各社が公表した公表資料(プレスリリース・資料)に基づき、AIとの向き合い方を6つの観点で整理しただけです。点数化はしていません。🫶
はじめに なぜ「バリュー」でも「成長」でもない、3つめのレンズなのか
日立製作所は本編20社の選定基準(3%前後〜、または連続増配・)に、いまの数字(配当利回り約0.9%)では合いません。しかしAnthropicとの戦略的パートナーシップ(2026年5月発表)は、電力・交通・製造・金融という社会インフラを名指ししたAI活用計画でした。「配当では選べないが、AIでは気になる会社」を読むための枠として、この番外編を作りました。
投資推奨ではありません
この番外編は、各社の決算資料・株価・等を扱いません。「AIをどう活用しているか」の事実整理です。免責の型は日本株・オルカンシリーズと同じです(下記フッター参照)。
点数化していません
6つの観点を◎○なしの3段階で示しますが、合計点は出しません。1社1件の公表資料に基づく判定は、どの資料を読んだかで変わりうるためです(判定の根拠は各社ページに個別に明記)。
読み方ガイド(AI実装力レンズ・6つの観点) 「自社で使っているか」から「社会に広げているか」まで
印象やメディア評価では並べず、公表資料の記載の有無で判定します。
自社実践の規模
1
全社導入の対象人数・削減効果など実績値があるか。
AI人材育成
2
育成人数の数値目標や専門組織があるか。
外部提携
3
提携先・時期・(開示があれば)金額規模。
独自技術・性能
4
自社モデル・技術と、外部ベンチマーク等の実測値。
社会実装の射程
5
規制産業・重要インフラでの具体的な実装事例。
経営の数値目標
6
中期計画・個別施策に数値目標があるか。
◎ 量的な実績値・具体的な数字が公表資料にある ○ 定性的だが公表資料で言及がある なし 参照した公表資料に記載なし(「無い」ではなく「未確認」)
AI半導体の工程分担図 Samsungは、どこを担っているのか
半導体の5工程(設計・製造・後工程・素材・装置)のうち、公表資料で確認できた範囲を色分けした区間で示します。オルカンシリーズで紹介しているNVIDIA(設計)・TSMC(製造)と並べると、Samsung Electronicsの立ち位置(設計から後工程まで垂直統合)が対比で分かります。
- 塗りつぶした区間=公表資料でその工程を担うと確認できた会社
- 破線の枠=その工程の候補企業が今回は見つかっていない(空欄を隠さず示す)
- 日立・パナソニック・トヨタ・楽天・ソフトバンクはAI活用側の会社であり、半導体の製造工程は担わないためこの図には含めていません
- 出典: Samsung Electronics公式ニュースルーム(news.samsung.com・2026年3月17日発表)・オルカンシリーズのNVIDIA・TSMCの記事
会社一覧 番外編6社を、AI実装力レンズで。
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※ 番外編は、日本株シリーズ・オルカンシリーズの通常のランキングとは別枠です。投資判断のための順位づけではありません。数値は各社公表の公表資料(プレスリリース・IR資料)に基づく作成時点の概算です。特定銘柄の売買を勧めるものではなく、会社を知るための情報提供です。各社とは無関係の第三者がまとめた非公式の解説で、最終判断はご自身の責任で。トヨタ自動車は本編(日本株シリーズ)にも掲載していますが、本編は配当・財務(バリュー・レンズ)、番外編はAI実装力という別のものさしで選んでおり、同じ会社を違う切り口で再訪しています。